レビュー

映画「蜜蜂と遠雷」あらすじから感想や評価、サントラやロケ地情報も

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映画「蜜蜂と遠雷」は、2019年の日本の青春小説を実写映画化したものです。

若手ピアニストの国際ピアノコンクールにおいて、ピアニスト4人の葛藤と成長を描いた物語になっています。

「蜜蜂と遠雷」映画の作品紹介・あらすじについて

(引用元:YouTube)

舞台は、若手ピアニストの登竜門として注目されている芳ヶ江国際ピアノコンクール。
 
かつて天才少女と呼ばれ将来を期待されていたが、母の死をきっかけに表舞台から姿を消していた亜夜。

家庭をもつサラリーマンでありながら最後の夢にかける明石、

名門ジュリアード音楽院に在学し優勝大本命と言われているマサル、今は亡き“ピアノの神様”の推薦状を持って突如現れた謎の少年塵。 

全く境遇の異なる4人はコンクールで出会い、互いの伴奏に刺激を受けていく。

果たして音楽の神様に愛されるのはだれなのか。

そして4人がコンクールで得たものとは。

「蜜蜂と遠雷」映画の感想(レビュー)・見どころについて

 

コンクールという華やかな舞台でのピアニストの孤独な自分自身との闘いと葛藤、そこから生まれる音楽のすばらしさを感じました。

見どころは何といっても演奏シーンで、月夜の亜夜と塵の連弾は神秘的な映像と透き通ったピアノの音が聴いている人の心に染みわたるような心地よいものでした。

コンクールのシーンは打って変わって、演奏者の迫力と世界観に圧倒されます。

ピアニストが舞台袖から出てきてから演奏が始まるまでの静寂、絶妙な間・表情や吐息から緊張感が伝わってきて、観ている側も思わず背筋が伸びてしまいます。

登場人物も皆魅力的で、その心情が丁寧に描かれています。

紳士にピアノと向き合うピアニストたちの悩み、葛藤やピアノにかける思いが表情やしぐさから伝わってきて、発せられる言葉は心に響きました。

選ばれた人のみがたどり着くことのできる領域での戦い、そしてそれを様々な立場から見守る人々・・・いつのまにか自分自身も見守る側に立っていました。

「ああ、よかったな。」見終わった後の心地よい余韻にいつまでも浸っていたいと思える作品でした。

「蜜蜂と遠雷」映画について

 

3年に1度開催される芳ヶ江ピアノコンクールは、若手ピアニストの登竜門として注目されていて、世界中から参加者が集まります。

栄伝亜夜も参加者の一人。

彼女はかつて天才少女として将来を期待されていましたが、7年前に母を突然亡くしたショックでコンサートから逃げ出してしまって以来、表舞台から遠ざかっていました。

20歳になった彼女は、再起をかけてコンクールに挑みます。

28歳の高島明石は、妻と息子を持つサラリーマンでありながら年齢制限ギリギリでコンクールにエントリー。

コンクールの優勝候補でありジュリアード王子と呼ばれ高い人気を持つマサル・カルロス・レヴィ・アナトールは、亜夜の幼馴染でもありました。

そして、今は亡き“音楽の神様”ホフマンの推薦状をもって突如現れた謎の少年、風間塵。
 
一次審査を突破した4人は、2次審査に挑みます。

その内容は、コンクールのために作曲された課題曲「春と修羅」を題材とし、後半のカデンツァは演奏者自身の解釈によって自由に作曲するというもの。

明石が“生活者の音楽”を表現したいという思いを込めたカデンツァは聴衆の心に響くやさしいものでした。

難題に自信を見せるマサルは圧巻の演奏で会場を魅了し、塵は独創的な演奏で人々を引き付けます。

一方、カデンツァが白紙のままの亜夜は再会したマサルとの会話でピアノが楽しかったころを思い出し、見事即興で弾きあげるのでした。

明石は落選し、マサル・塵・亜夜を含む6名が最終審査に残ります。

「そっちの世界には行けなかったな」コンクールで出会った天才たちの演奏を目の当たりにして眩しそうに3人を見つめる明石。

最終審査は世界最高峰の指揮者、小野寺率いるオーケストラとの協奏曲。

「ピアニストに合わせて演奏のレベルを下げる必要はない」とオーケストラに告げる小野寺。

リハーサルで苦戦するマサル、オケの配置を変えるだけで終えてしまった塵、亜夜は7年前のコンサートと同じ曲を選びますがトラウマを思い出してしまい思うように弾けないまま練習時間が終わってしまいます。

マサルは亜夜との練習で突破口を見つけ、本番ではオーケストラと息の合った完璧な演奏をします。

塵は亡き先生への思いを胸に、オーケストラとの初演奏を楽しみます。

そんな中、順番を迎えた亜夜は会場を後にしようとします。

その時、亜夜の耳に雨音が聞こえてきます。

「あなたが世界を鳴らすのよ」母の言葉を思い出した亜夜は、ステージに戻ります。

その表情には決意が表れていました。

かつての輝きを取り戻した演奏で、亜夜は見事復活を遂げました。

結果は、1位マサル、2位亜夜、3位塵。

明石には奨励賞が贈られました。

「蜜蜂と遠雷」映画の評価について

映画「蜜蜂と遠雷」の評価を知りたいと思っているあなたへ。

映画サイトで投稿されているユーザーレビューを確認したところ、映像化不可能と言われた原作が絶賛されていることもあり、賛否の分かれる評価になっていました。

原作既読の人からは厳しい意見もありますが、亜夜役の松岡茉優をはじめ今作が演技初めてとなった鈴鹿央士(風間塵)などの配役やその演技を評価する声も多いです。

演奏シーンを実際に観て・聴いて楽しめるのは映画ならではだと思います。

原作者の恩田陸も「よくやってくれました」と映画に対し絶賛のコメントを寄せています。

原作を未読の方はもちろん、原作を読んでいる方も別の作品として映画を楽しんでみては。

「蜜蜂と遠雷」映画の舞台・ロケ地について

武蔵野音楽大学バッハザール

「蜜蜂と遠雷」映画のサントラ・音楽・曲・CDについて

 
「春と修羅」作曲:藤倉大
ピアノ演奏:河村尚子 福間洸太郎 金子三勇士 藤田真央
オーケストラ演奏:東京フィルハーモニー交響楽団
使用楽曲:
・ショパン 雨だれ
・J.S.バッハ 平均律クラヴィーア曲集第1巻第1番前奏曲
・J.S.バッハ 無伴奏チェロ組曲第1番前奏曲
・ドビュッシー 月の光
・H・アーレン IT’S ONLY A PAPER MOON
・ベートーヴェン ピアノ・ソナタ第14番「月光」
・リスト メフィスト・ワルツ第1番「村の居酒屋の踊り」
・ドビュッシー 夢
・ブラームス 交響曲第1番第1楽章
・モーツァルト レクイエムより「レクイエム・エテルナム」「キリエ・エレイソン」
・プロコフィエフ ピアノ協奏曲第2番台4楽章
・バルトーク ピアノ協奏曲第3番
・プロコフィエフ ピアノ協奏曲第3番台1楽章、第3楽章

「蜜蜂と遠雷」映画の小説について

原作「蜜蜂と遠雷(上下巻)」 恩田陸著

幻冬舎文庫刊

本体価格:各730円

史上初の快挙となる〈直木賞〉(第156回)と〈本屋大賞〉(2017年)のW受賞を果たした

「蜜蜂と遠雷」映画のキャスト/出演者について

 
・栄伝亜夜/松岡茉優
・高島明石/松坂桃李
・マサル・カルロス・レヴィ・アナトール/森崎ウィン
・風間塵/鈴鹿央士
・高島美智子/臼田あさ美
・仁科雅美/ブルゾンちえみ
・ジェニファ・チャン/福島リラ
・ピアノ修理職人の男/眞島秀和
・コンクール会場のクローク/片桐はいり
・菱沼忠明/光石研
・田久保寛/平田満
・ナサニエル・シルヴァーバーグ/アンジェイ・ヒラ
・嵯峨三枝子/斉藤由貴
・小野寺昌幸/鹿賀丈史