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【実話!?】映画「楽園」のあらすじからレビュー、ネタバレや主題歌からキャストまで紹介

ベストセラー作家である「吉田修一」の「犯罪小説集」が映画化されたものが「楽園」です。

綾野 剛、杉咲 花、佐藤 浩市ら豪華キャストによる重厚なドラマに仕上がっています。

これからあらすじやレビュー、ネタバレについて紹介していきます。

「楽園」映画の作品紹介・あらすじについて

(引用元:YouTube)

人間関係が希薄でコンクリートに囲まれた環境の都会。

 一方で、自然豊かで人の温かみがある田舎の光景。

ここには、一種の憧れがあるかと思います。

しかし、閉鎖的な村社会の環境は、必ずしも都会の人々が思い描く楽園となるとは限りません。

濃密な人間関係は、裏を返せば馴染めない者を排除し、陰湿な村八分なども起こします。

映画「楽園」は、一見のどかな田舎で起こる事件と衝撃の結末を描いた物語となっています。

12年前、青田に囲まれた光景の中にあるY字路で、ある少女が失踪してしまいます。

この少女が失踪する直前まで一緒にいた紡。

複雑な事情ゆえに周囲からは浮いた存在のため犯人に疑われてしまう青年・豪士。

このY字路に続く地で、町おこしの養蜂に関わりながら暮らす善次郎。

物語は、この3人を中心として描かれていきます。

ふたたび、少女の行方不明事件が発生し、やはり犯人なのではと豪士は疑われ、彼は村八分にされてしまいます。

豪士の孤独に、失踪する直前まで一緒にいたため、罪悪感を抱えた紡は共感するものを感じ、親密になります。

しかし、孤立した豪士は徐々に人々から排斥されるようになっていきます。

追い詰められた豪士は……。

この事件をきっかけとして、今度は善次郎も追い詰められることになります。

数々の嫌がらせに耐えかねた善次郎もまた、衝撃的な行動に出て事件を起こしてしまいます。
 
こうした物語の展開が、現実にあった事件を彷彿とさせます。

「楽園」映画の感想(レビュー)・見どころについて

決して、見てスッキリする映画とはいえません。

真相については、見る者に委ねられており、もやもやする感覚が残るものとなっています。

しかし、そういう閉鎖的で排他的な田舎で起こる事件というのは、人の興味と好奇心を惹くのも確かです。

監督の瀬々敬久は、『楽園』というタイトルに犯罪を起こす者、踏みとどまった者、何かを求めて何かを欲して生きていこうとするものを原作の魅力としています。

だからこそ、『楽園』なのです。

楽園を求めようとして、何かを排除しようとする者とされる者への回答が、この映画にあるわけです。

豪士役は綾野剛。

浮いた青年という役がバッチリで、さわやかさや好感もあるにも関わらずなにか警戒させる雰囲気があります。

紡役には杉咲花。

田舎で起こる事件の中で、彼女が何かの救いをもたらしてくれるでしょう。

善次郎を演じるのは、ベテラン俳優の佐藤浩市です。

さすがの演技力で、追い詰められる者の姿を伝えてくれます。

「楽園」映画のネタバレ・ラスト結末について

地方で起こる問題、そしてネット社会でもある悪いもの、異質なものを感情のままに排除することで何が起こるかを描いているので考えさせられます。

原作は吉田修一の短編集『犯罪小説集』という小説となっています。このうち、『青田Y字路』、『万屋善次郎』の二篇を元に映画化されたものです。

途中、周囲から疑われた豪士は犯人扱いされ、追い詰められたすえに焼身自殺を遂げてしまいます。

また、善次郎もあらぬ噂によってさまざまな嫌がらせを受けて大切なものを壊され、溜まりに溜まった鬱憤を晴らすために人々の殺害を決行します。

少女失踪の真相はなにか?

実は、失踪した二人目の少女は発見されます。

それでも、一人目の犯人は豪士なのだと人々は納得しようとします。誰かを犯人として事件を収め、自分たちの集落は楽園なのだと。

ですが、紡は言います。豪士を殺したのはこの村そのものだと。

この映画は犯人が誰なのかの謎解きやサスペンスを種聞くとはしていないので、これを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。

しかし、描き出される陰鬱なテーマは物語に引き込んできくれます。

「楽園」映画の実話について

映画「楽園」の原作は、吉田修一さんが執筆した『犯罪小説集』の短編集です。

実はこの『犯罪小説集』で収録された5つの短編にはそれぞれ実際に起こった事件がベースになっています。

ですので、この「楽園」も実話が基になっている映画になります。

「楽園」映画の主題歌について

上白石萌音「一縷」

「楽園」映画のキャスト/出演者について

・監督
瀬々敬久

・原作
吉田修一「犯罪小説集」

・出演者
綾野剛
杉咲花
村上虹郎
片岡礼子
黒沢あすか
石橋静河
根岸季衣
柄本明
佐藤浩市

・音楽
Joep Beving